AlfaGT2006




AlfaGT はすごく2面性を感じる所がある車だ。

良い面から上げて行くと、特別なクーペのように感じるけれど、
後ろの席は結構広いし後部シートを倒すと、かなり大きな物まで
運べてしまう。156以上に大きな物を運べそうだ。

3.2Lで頭が重く高速や高右側コーナーは良いとしても、低速の急な
ワインディングは不得意だと思っていた。ところがトルクが結構ある為か
割ときつめの登りのコーナーは得意なようでかなり気持ちよく駆け登って
くれる。
但しカーブでアクセルを踏みすぎると外に飛んで行くし、直進でも
ハンドルが取られてまっすぐに走らなかったりする。

デザイン的に結構あくも強く、それでいて優美なラインを感じるが、
見る角度によって(特に横から見る事に)とても平凡に見える事がある。

1年目から、すごく慣れていてしっくりする気がするだけではなく、
新しい車だと感じさせない、5、6年乗った後のような感覚。

クーペにはちょっとワルくて妖しい雰囲気が魅力だと思うのだけど、
ワルにはなりきれてないようだ。





1月から2月にかけて、試行錯誤を繰り返しながらもクラッチの調子を
直してもらった。それ以降嫌な感じは再発しなくなり、かなり快適になった。

夏にブレーキから音や振動が出始め、しばらくブレーキの際に気持ちの悪さを
感じていたが、その後これも直してもらいよい感覚が戻って来た。

その他細かな事ではあちこちから音がしたり、内装の不具合は少しあっ
けど、大きなトラブルはなく、156より安定していると思う。

燃費に関しては156よりもかなり悪くなり、おまけにガソリン価格が上昇
したためかなり経済的には苦しく、環境にも悪い気がしている。





今年の冬はスタッドレスを履こうと思っていた。
18インチは大変なので17インチにしようと考えていたが、17インチでは
ブレンボのブレーキにあたる恐れがあり、確認が取れているホイールが
少ししか存在しなくて高価である事が分かった。
しばらくどうしようか迷っていたが、Asso の stradista を履く事にした。

156でも履いていた x-ice を選択したが、GT ではパワーがありブレーキも
強力になったため、156よりも冬タイアの弱さが目立った。
5月に夏タイアに履き替えるまで、走りの快適感はお預けになった。

スタートでかなりつまずいたけど、AlfaGT は 156と同じくらい、
気に入った車、自分の一部のような存在になりつつある。