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唐松岳 | |
出発日 | 2003年 8月16日 |
天候 | 登り始めは曇り、頂上近辺は快晴。 |
コースタイム | 八方池山荘(9:24)=>第3ケルン(八方池上部)(9:57)=>雪渓(10:31)=>丸山ケルン(10:49)=> 唐松山荘(11:24)=>(11:37)唐松岳山頂(11:54)=>唐松山荘(12:09) =>八方池(13:07)=>八方池山荘(13:40) |
標高差 |
870m 八方池山荘(1826m) 唐松岳(2696m) |
行程 |
白馬駅近辺は時々日がさすが、八方山岳方向は、山の途中から
雲に覆われていた。八方池までにするか、唐松岳まで登るか
迷いながら、とりあえず黒菱平まで車で上る。途中から天気が崩れ、
黒菱平に着いた時には曇天だった。とりあえずリフトに乗り八方池山荘まで
行く事にする。
八方池山荘もあまり天気が良くない。雲の中には入ってないが 殆ど展望は無い。時々少しだけ日が差す程度であった。 右側の少し荒れていると書かれたコースを選択する。登山道に近いので 人が少ないだろうと思った事と、こちらの方が眺めが良いらしい。 この道は観光コースにしては登山道のような雰囲気があった。人は多め だけど、左側のコースに比べると遥かに少ないと思われ、速いペースで 登る事が出来た。残念ながら展望は殆ど無かった。 八方山ケルン(石神井ケルン、実は八方山山頂)、奥ケルン、 八方ケルンを経て八方池に到着。 ![]() 八方池見物は後回しで、八方池の上の道を進む。八方池ケルンを 通過し、登山道へ進む。 だんだん雲が迫って来た。登山客は結構居たが観光客はいなく なったので登山の雰囲気が出て来た。雪渓がいくつか見えた。 途中から樹林帯に入った。しばらく歩いている内に少し明るくなり晴れ間が 出てくる。 青空と山が見えて来たので俄然パワーが出て来た。結構大きな雪渓の 上端を回り込んで行く。 ![]() 白馬方面の山が雲の切れ間から少しだけ顔を出した。なかなかいい雰囲気だ。 これから向かって行く山も見え始める。丸山の先頭のケルンが正面の 山頂に見えた。 更に登り続けると唐松岳山頂も見えて来た。 樹林帯は終わり見晴しが開けてくる。 ![]() 丸山ケルン通過 ![]() 五竜岳がほんの少し堂々とした姿を見せた。 白馬方面の山々も頭を出している。 ![]() 少しガレた所もあるが適度な傾斜で歩き易い。 2か所程鎖部はあるけれど、無くても良い程度であった。 だんだん雲が接近して来て向かっている頂上は途中から見えなくなった。 唐松山荘に到着。八方側は曇っていて見晴しが悪いが山荘を越えて黒部側を見ると 山々が見渡せ、唐松山頂も青空をバックにそびえている。晴れている内に 山頂に立ちたかったので山荘で休憩している暇なんかないと思い、ハイペースで 山頂に向かう。 ![]() 山頂は素晴らしかった。東側が雲に迫られていて、その他は視界がひらけて いた。白馬岳は殆ど雲に覆われ頭を少し出しているのみであったが、 なかなか面白い光景である。 ![]() 北側には日本海らしきものが見える。海の向こうに陸地のような物も 見える。果たして能登半島の一部が見えているのだろうか? ![]() 南西側には剱が構えている。見事だ。 ![]() 南側には五竜岳がどっしりと構えている。 ![]() 黒部湖が小さく見えた。立山(雄山)はどれなのかわからなかった。 ![]() 登って来た唐松山荘の光景もなかなか素晴らしい。 ![]() 名残り惜しいけど下山を開始する。唐松山荘を過ぎると、今までの 晴天は嘘のように曇天に変った。登って来たときより若干天気は悪く なっているようだ。 丸山ケルンでも展望は無かった。 八方池は行きよりもかなりガスっていた。人は増えている。 池の回りを周り、2俣に別れる道は楽な方を選んで降りる事にする。 こちらは人が多く、流れにそってゆっくりと降りた。 黒菱平から車で下る際に、牛に道路を塞がれて待たされた。 |
感想 |
白馬を狙っていたけれど日程の関係で無理だったので唐松岳に
目を付けていた。前日や当日の天気があまりぱっとしなかっただけに、
頂上での晴天は感動ものだった。 今回はあまり花は撮影しなかったけど、この山は登山中ずっと いろいろな花が咲き乱れ目を楽しませてくれた。 唐松岳は今まで注目していなかった山だが、花を楽しみながら 登る事も出来るし、山頂からの眺めも素晴らしく、久々のとても 気に入った山登りが出来た。 |