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尾瀬 富士見峠 | |
出発日 | 2004年 6月6日 |
天候 | 雲り、時々晴れ |
コースタイム | 鳩待峠(8:10)=>横田代(8:49)=>中原山(9:08)=>アヤメ平(9:14)=> 富士見平(9:26)=>富士見小屋(9:30)=>昼場(10:11)=>美晴(10:52)=> 赤田代手前の分岐点、昼食(11:18)=>東電小屋(11:34)=>ヨッピ橋(11:44)=> 竜宮十字路(11:47)=>山の鼻(12:57)=>鳩待(13:37) |
標高差 | 中原山(1969m) 鳩待峠(1591m) 尾瀬ケ原橋(1400m) |
行程 |
天気予報では、今日は全く期待出来ない天気だった。関東は朝から雨の予報。 但し尾瀬は午前中は持ちそうだった事、久々にたっぷり山歩きをしたかった事、 尾瀬の富士見峠のコースを試したくて、早朝から行動を開始した。 鳩待峠では、快晴ではないけれど、時々日も射す薄曇りで、まずまずである。 抜けるような青空は望めないが、至仏山もちゃんと見える。鳩待売店の奥、 富士見への道を歩き始める。鳩待は既に多くの人で溢れていたが、一歩富士見への 道に入ると、今までの人ごみが嘘のようで、誰もいない山道を黙々と登り始めた。 ほとんど人に会わない道の割にはとても整備されていた。しばらく登り続けると、 突然視界が広がる。横田代だった。山の上にこのような場所があり、ほとんど人もいない 状態だったので、別世界に来たような錯覚を受ける。 しばらく目の前に広がる光景に見とれながら歩いていて振り返ると、そこには 至仏山をはじめとする山々が浮き上がり、見事な光景だった。 ![]() アヤメ平も素晴らしかった。ここに来て日が陰ったのが少し残念だが、 燧が岳が目の前に迫る。 ![]() 地糖に移る平ガ岳、至仏山が見事だった。これは中ノ岳や越後駒ヶ岳だろうか。 ![]() この光景を味わってしまうと、 人でごった返す尾瀬ケ原は少し興ざめだと思った。 富士見から八木沢道で尾瀬ケ原に降りることにした。ここからの道は、 今までの整備された道とは異なり、自然のままといった感じがする。 水の通り道となっている部分が随所にあって、泥だらけになるのはちょっと 嫌だった。 昼場を過ぎてからは、ほとんど平地歩きだった。人のいない静かな尾瀬を たっぷりと楽しんだ頃に見晴に到着した。 見晴は適度に人がいて、思い思いにくつろいでいるようで良い雰囲気だ。 ここから赤田代方向へ歩いて行き、東電小屋との分岐点で、滝まで行くか 迷いながら昼食を取った。天気が心配だったので滝はやめて東電小屋へと向かう。 只見川の雰囲気がとっても良かった。 ![]() 東電小屋からヨッピ橋を経由し、竜宮へ向かった。だんだん人が増えてきた。 竜宮から山の鼻方面にかけては渋滞だった。のろのろ歩き出し、好きな場所で 止まる事も出来ないし、よっぽど竜宮から富士見に登って帰ろうかと思った。 水芭蕉と至仏山を望む絶好の撮影ポイントで撮影した。狭い場所に三脚組が密集 していた。確かにここからの眺めは素晴らしいと思った。 ![]() ![]() 山の鼻周辺の人ごみはすごかった。だんだん雲行きが怪しくなり、鳩待に着いた とたんにぽつりと雨が落ちてきた。 |
感想 |
今まで注目していなかった富士見コースだが、とても素晴らしく、また人が あまりいなくて静かな尾瀬が楽しめる良いコースだった。人で溢れる山の鼻周辺は ここを知ってしまうとほとんど魅力がなくなってしまう。 また、尾瀬ケ原の中では、見晴や只見川周辺が、それほど人も多くなくて魅力的だった。 知らなかった尾瀬の魅力がまた1つ増え、満足のいく山歩きだった。 |