蓼科山
出発日 2004年 7月3日
天候 晴れ、時々曇り
コースタイム 蓼科牧場(9:12)=>御泉水自然園(9:40)=>(9:55)7合目登山口(10:00)=>馬返し(10:09)=> 天狗の路地(10:36)=>将軍平(10:59)=>(11:29)蓼科山頂(11:44)=>将軍平(12:00)=> 天狗の路地(12:21)=>7合目登山口(12:48)=>御泉水自然園(12:55)=>ゴンドラで蓼科牧場(13:10)

標高差 蓼科牧場(1565m) 蓼科山頂(2530m) 御泉水自然園(1830m)
行程 蓼科山は今までいろいろな所から眺め、きれいな形をした山だと思っているし、
いつか登ってみたいと思っていた山だった。

7合目から登るか、ゴンドラを使うか迷いながら、結局1000メートル
近い高さを登りたくて、蓼科牧場から登る事にした。

牧場を突っ切り、ゴンドラの横を登って行く。牧場を突っ切った後は、斜面が
少し急になり、アヤメなどの花がたくさん咲いていた。

御泉水から見下ろした女神湖周辺の眺めはとても良かった。


御泉水自然園から7合目までは、あまり斜度の無い笹原の様なところを歩く。
日陰が心地よかった。最後に2回、道路を横断するのが興ざめである。
7合目の駐車場はまだ空きがあった。

登山届けを出し7合目を出発する。登山届けの用紙には、八ヶ岳まで含むこの
あたり全体の地図が書いてあり、その中で自分が行くルートを記述するように
なっているが、蓼科山までのピストンは端っこのわずかの部分だった。
北横岳に登った時と同じだと思い出した。


7合目からは樹林の中を歩く。斜度はそんなにきつくないが石が多い。
馬返しを過ぎると、斜度が増した。瓦礫も増える。斜度のある枯れた川を
登っている感じで、何だかあまり山深い雰囲気もせずちょっと汚い感じだ。
花などもあまり咲いてなかったし見通しも悪かった。

同じ程度の斜度で、変化の無い状態を延々登った。天狗の路地では、行きは
寄り道せずそのまま登り続けた。うんざりしきった頃に将軍平に到着した。

将軍平から蓼科山頂を眺める。


将軍平からは瓦礫の大きさが少し増し、斜度も少し増した。
相変わらず見晴らしはあまり良くない。瓦礫だらけだけど岩をよじ登るのとは
ちょっと異なり、なんだかわくわく感のないまま頂上手前まで来た。
頂上手前でようやく視界が開け回りの山が見えてくる。残念ながらかんかん照り
だったのに頂上手前からは雲が増えてきた。

頂上は広かった。感動のないちょっと変わった頂上だと思う。


まわりを見渡そうと思うと、それぞれの方角の淵に行かなければならず、
異動しようとすると石だらけでかなり気をつけて歩かなければならない。

登ってくる時はあまり人に会わない山だと思ったけれど、頂上は結構な
人数が思い思いの場所で休憩していた。

山頂に行った後、真ん中の窪みにある神社に行き、その後で展望盤に登った。
ここに登って眺めると、頂上に来たような爽快感を感じる事が出来た。
諏訪湖はかすかに見えていた。蓼科湖、白樺湖、女神湖が見渡せた。

白樺湖の眺め


八ヶ岳方面にかなり雲が出てきた事、もともとあまり遠方までは見渡せなかった
事など、抜群の展望を楽しむ事は出来なかった。

下りで将軍平を眺める


下りは将軍平までは結構斜度があり、登りの人とのすれ違いで待つ事が多かった。
将軍平からは瓦礫の斜面が延々と続いた。安心して靴をおけないので絶えず
緊張は強いられるが、変化が無く景色も悪くて退屈だった。

御泉水からはゴンドラで一気に降りてしまった。

感想 蓼科山は遠方から眺めて形の良さを楽しむ山かもしれない。

今日の登山コース以外はわからないが、今回のコースはあまり面白いとは
思わなかった。
振り返ってみると、水を飲むために止まる以外、あまり休憩やカメラ撮影を
してなくて、はっとする光景や花などが無かった事の現れだと思う。

夏のシーズンに備え1000メートル近く登っておこうと考えていたが、
思っていたより体力が低下しているかもしれない。