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苗場山 | |
出発日 | 2004年 9月18日 |
天候 |
登り始めは晴天、後半曇り、山頂晴れ |
コースタイム |
祓川第2リフト町営駐車場(7:35)=>和田小屋(7:53)=>下ノ芝(8:34)=> 中ノ芝(8:59)=>上ノ芝(9:11)=>小松原分岐(9:17)=>股スリ岩(9:19)=> 神楽峰(9:27)=>雷清水(9:40)=>苗場山山頂(10:19)=>小赤沢方面湿原端(10:39)=> 昼食(10:46)=> 山頂戻り(11:10)=>赤湯方面湿原端(11:22)=>山頂(11:44)=> 和田小屋(13:48)=>駐車場(14:03) |
標高差 |
町営駐車場 1280m程度? 和田小屋 1380m 苗場山 2145m 標高差 865m 登り返しを含めると1000m以上 |
行程 |
国道17号線から和田小屋への車道は舗装されていたけれどかなり細かった。 ここではすれ違いはしたくないと思った。 ゲートで登山届けを出し第2リフト町営駐車場まで車で登った。 気持ちのよい晴天でかなり期待出来た。 ![]() 和田小屋までは、最初に少しぬかるんだ道を歩き車道に出る。 車道から見ると、山頂方向に少し雲が見えるのが気にかかる。 和田小屋から登山道に入る。登山道は所々木道で整備されているが、 他は石と泥と木の根っこで、足を滑らしそうな気を使う道だった。 見晴らしも良くない。 今日はそんなに暑くはないと思っていたが、ここを登っている間にかなり 多量の汗をかいてしまった。 下ノ芝からは視界が開けて気持ちのよい眺めの味わえる場所が出て来た。 少し紅葉が始まっている。だんだん雲が増えて来た事、山頂方向はかなり 雲がかかっている事が気になった。 股スリ岩は梯子ではなく岩を降りて行った。ここは名前程インパクトはない。 神楽峰に着いたときには、もう完全な曇天に変わっていた。ここからの苗場山の 眺めを楽しみにしていたので残念だった。 また、山頂を示す標識が倒れて転がっていて、なんとも無惨な状態だった。 神楽峰を越え、苗場山山頂に雲がかかっている風景。 ![]() 雷清水の水は冷たくてとても美味しかった。空になったペットボトルに詰め込んだ。 お花畑を過ぎると、苗場山の急登が始まる。ジグザグになっていたりするので、 登山道自体はそんなに大した事はないけれど、斜面を見下ろすとかなり急でそそり たっている。この上に平らな湿原があると思うと不思議な感じだ。 いよいよ雲の中に入る。直前に一瞬晴れ間がさしたので、これはと思ったけど 駄目だった。 歩き出しのあまり眺めの良くない時によい天気で暑く、眺めが良くなるころから曇り始め、 山頂で雲の中は最低のパターンだと思いながら、もう苗場には来ない等と心の中で 悪態をつきながら最後の急斜面を登って行った。 斜面がなだらかになり、急に雲が晴れて来て、目の前に広い湿原が広がって見えた。 ![]() 山頂に到着。登って来た斜面には雲が押し寄せているが山頂から反対側は結構晴れて いる。 山頂に来た事を忘れさせるような、美しくてとても広い湿原だった。 さっきまでの文句は見事に吹き飛んでしまい、すっかりこの湿原の風景に魅了されて しまった。 ![]() なんだかずっとこの空間に漂っていたい感じがして、風景を楽しみながら小赤沢方面へ 湿原が終わるまで歩き続けた。 ![]() 山頂方向の風景 ![]() 頂上に戻った後、赤湯方面へも湿原が終わるところまで歩いて行った。 ![]() 帰りは行きよりも更に雲が降りて来ていた。神楽峰も雲の中で見えない。 雷清水で冷たい水を楽しみ、帰りの分もつめた。この後の神楽峰への登り返しは 想像していたよりもながくてきつく感じた。 下ノ芝から和田小屋までの下りは、泥と石と根っこで滑りやすくとても気を使って 降りた。山頂からの急斜面を降りている時の方が楽だと感じた。ま、山頂でいい 思いが出来たからこれ以上文句は言わない。 山頂での感動は、通常切り立った頂上や360度見下ろせるパノラマ風景などで あったが、今回は楽園にいるようで、いつもとは異なるがかなり印象の強い山だった。 |
感想 |
苗場山は去年から計画を練っていたが天候が合わなかったりスケジュールが 立たなかったりして、延び延びになっていた山だった。今日は天気予報では それほど期待出来る天気ではなかったが、山頂を味わえてとても満足だった。 苗場山に対して登る前は少し甘く見ていたかもしれない。もっと楽に登れ、 山頂にある湿原としては大きいけれど、それほど大きくないと想像していた。 実際はわりと体力を必要とする山で、とてつもなく広い湿原を持った山だった。 すっかり苗場山のファンになってしまったようだ。 |