赤城山 (黒檜山 駒ケ岳)
出発日 2004年 12月11日
天候 晴れ、黒檜山周辺が時々雲り。強風。
コースタイム 大沼駐車場(10:00)=>登山口出発(10:11)=>黒檜山山頂(11:03)=>
(11:08)展望(11:13)=>黒檜山山頂(11:24)=>駒ヶ岳(11:56)=> (12:22)駒ヶ岳登山口=>覚満淵見学=>駐車場着
標高差 黒檜山 1827.6m 駒ヶ岳 1685m 駐車場 1360m 標高差 468m
行程 3年間使っていた登山靴が壊れてしまい買い替える事にした。
新しい靴の足慣らしを兼ねて、毎年恒例の12月の赤城に登る事にした。

今年は暖かいのでとても雪は望めそうにないと思いながらも、スタッドレス
タイアとアイゼンと、冬山対応の重登山靴で出かける事にした。

関東は快晴だったが、赤城の、それも黒檜山の周辺だけ曇っていた。
とても風が強く運が良ければ風で雲を吹き飛ばしてくれそうだと思った。
また、上の方は少し白く見える。ひょっとして樹氷かと登る前から少し
期待してしまった。

駐車場から登山口まで舗装道路を歩く間、今までの靴とは異なり頭に響く
振動が伝わってきた。やはり底がかなり固いんだと感じた。

昨年同様、登山口には全く雪はなかった。最初から結構急な登りが続く。
新しい靴は足首を曲げにくく、大股でよじ登っていくには少し扱いにくい。

2/3くらい登ると木々の枝に霜が固まり樹氷のようになってきた。
下から白く見えていたのはこれだったんだ。12月の赤城はこうでなくちゃ。



地面に少しずつ雪や氷が残っている部分が出現し始めた。多くは固くつるっと滑る
嫌な斜面だけれど、少し冬を感じる事が出来てうれしい。
しばらく雪を踏みながら登るうちに頂上へ到着した。かなりあっけない。
靴はちょっと痛いなと思っていたけど、雪と樹氷であまり気にしてなかった。
頂上に到着してから両足のかかとの上がかなり痛くなっていた事に気付いた。
心配していた指先の方は全然大丈夫だ。

今日は富士山は見えなかった。浅間も山頂は見えてない。
早速昨年教えてもらった眺めの良い場所に行く事にした。
笹薮をかき分けて進むうちにズボンがかなり濡れてしまった。

展望スポットは誰もいなかった。少し雲が迫って来ていて、絶景とまでは
いかないが、大沼やまわりの山々の眺めはすばらしい。


但しまともに風が吹き付けて来て、ぶれずに立っているのは難しいぐらい
だった。寒かったけど、この眺めを前にして、強風に向かって立っているのが
何故か気持ちよく、しばらく雲の流れを見ていた。



山頂に戻り、靴ズレ箇所にテープを貼った後、いつもと同じ駒ヶ岳を
経由して帰る事にした。


下山後は例年と同じく覚満淵を散策して帰った。全く池は凍ってなかった。
日射しがとても強くて、水面の青い色が素晴らしかった。


感想 今年は雪をあきらめていたが、少し冬の気分が味わえて楽しかった。

主目的であった靴の慣らしは、想像通り少し手強い気がする。帰ってから、
かかとだけではなく、すね、くるぶしにもダメージはあり、靴がなじむのでは
なく、足がなじまなければならないかもしれない。
でもとてもしっかりとした感じで安心感は強い。じっくり時間をかけて長く
つきあっていきたいと思っている。