尾瀬 尾瀬沼
出発日 2005年 4月29日
天候 前半快晴、後半曇り、一時雨
コースタイム 大清水(8:15)=>(9:00)一の瀬(9:07)=>三平見晴台(9:49)=>三平峠(10:15)=>
三平下、尾瀬沼(10:33)=>(11:11)長蔵小屋の少し先で昼食(11:54)=>
一の瀬(13:26)=>大清水(14:10)=>水芭蕉=>駐車場
標高差 560m 大清水(1190m) 三平峠(1750m) 尾瀬沼(1670m)
行程 連休初日なのに大清水に向かっている間、ほとんど車はいなかった。
大清水の駐車場はそれでも20台以上の車が駐車していた。
多量の雪を期待して登り始める。林道に大きな石が落ちているのが
印象深かった。

これから雪の世界に入っていくとは思えないほど暑かった。一の瀬で
スパッツをつけストックも準備した。
雪は結構重い。キュッとしまった状態ではなく、かき氷のような状態だ。
結構汚れていて新雪とはほど遠い状態だった。量は多くて夏道はほとんど
見えてない。踏み抜く心配はあまりなかった。

途中から踏み跡に従って夏道より少し下の川の横を歩いた。
雪の下を川が流れとても良い感じだ。

岩清水から先の斜度が増す地点でも雪は豊富だった。昨年すべって越え
にくかった地点も豊富な雪により蹴り込めるので楽に通過出来た。

三平下まで登り振り返ると、雪景色と青空でとても気持ちのよい眺めだった。


4月の尾瀬とは思えないくらい暑く、雪景色が似合わないくらい汗をかいていた。

三平峠までは傾斜の緩くなった林の雪道を歩いていく。左手に木々の間から
燧が岳が立派な姿を見せていた。
三平峠を越えると下りにかわり、眼下に雪の尾瀬沼が広がった。
斜面は少し急になり、気持ちよく雪を踏んでかけ降りていった。

尾瀬沼の眺めは素晴らしかった。一面の雪と、その先にどっしりと構える
燧が岳、青空。毎年この時期に尾瀬沼に来てよかったと思う瞬間である。







尾瀬沼の上を歩いて、長蔵小屋の少し先で昼食にした。
燧の後ろに出て来た雲が少し気になっていたが、食事の準備をしているうちに
日は陰り徐々に寒くなって来たので防寒着を着た。


食べ終わる頃には雨(あられ)が降り始め、雨具をつけ、急いで撤収。

燧が岳は雲の中で全く見えなくなり、もう少し雲が低くなると尾瀬沼も
雲の中に入りそうだ。さっきの晴天と暑さは嘘のようにかわってしまった。

尾瀬沼から離れる頃には雨(あられ)はやみ、薄日が射して来て
少しずつ暑くなって来た。でも燧が岳は雲の中に隠れてしまい、燧が見えないと
尾瀬沼の風景は何だか物足りないと感じてしまう。

三平峠からはずっと下りで、豊富な雪の中を降りていくのは気持ちがよかった。
一の瀬でスパッツとストックをしまい、大清水までだらだらと歩いた。朝と違い、
雪解け水で林道が川のようになっていた。
大清水では観光客が沢山いて、今までの人の少ない雪山との対比がおもしろい。
観光客に混じり水芭蕉を見て帰った。



感想 今年は大清水までの道が開通してから1週間後の入山だったので踏み跡が
多かった。踏み跡と雪は新雪ではないので汚れた部分が多く、雪道を歩く時の
眺めは昨年に劣る。やはり開通直後に入るのがベストだ。
後半は燧が岳が隠れてしまったが、前半にたっぷり眺めを楽しむ事も出来
変化のある尾瀬を体験出来た。