会津 駒ヶ岳
出発日 2005年 8月5日
天候 快晴、山頂西側曇り
コースタイム 登山口手前テニスコート(5:45)=>会津駒登山口(5:47)=>
会津駒ヶ岳滝沢登山口(6:10)=>へリポート跡(6:36)=>水場(7:19)=>
(8:21)小屋の見るベンチ(8:30)=>駒ノ小屋=>駒ヶ岳山頂(9:00)=>
(9:24)中門岳(9:41)=>駒ノ小屋(10:14)=>水場(10:58)=>
滝沢登山口(11:38)=>会津駒登山口(11:55)=>テニスコート(11:59)

標高差 標高差 1199m 会津駒登山口(940m) 会津駒ヶ岳(2133m)
行程 登山口が遠くて今まで敬遠していた会津駒ヶ岳に登る事にした。
西那須野塩原のインターを降りてからかなり距離があるため、当日では
余裕が無いと判断し、前日に登山口泊とした。
道路はかなり整備されていて走りやすいが、延々と続くワインディングには
かなりうんざりした。真夜中に林道を登る気もしなかったし、
元々下の登山口から登ろうと思っていたので、テニスコート横に駐車した。
ここに停めていたのはうちの1台だけだった。

会津駒登山口からしばらく林道を歩くと、近道の登山道があり、ひと登りで
林道に出た。林道にはまだ少し駐車スペースは残っていたが、結構駐車していて
驚いた。やはりみんなこちらを狙うんだ。

滝沢登山口で登山届けを出し、急な階段を登り始める。
しばらくは割と急な斜面をジグザグに登っていく。
ガイドブックに書いてある梯子とは、この最初の階段の事のようだ。
前半に手を必要とするような岩場や梯子、鎖があると楽しみにしていたが、
手が必要な所は無く結構単調な登りだった。

日差しが強く、今日はかなり気温が高そうだ。森を歩くひんやり感は
全くなく、むっとした熱気に包まれていた。
汗が吹き出るように流れ、歩くスピードはかなり遅めとなってしまった。

今回のような斜面と靴の相性が悪いようで、前回もう靴ずれは起こさないと
思ったが、水場につく前から痛くなって来た。
水場に着いて対策したが、既に時遅く結構ダメージを受けていた。

水場を過ぎても景色の見えない単調な登りが続いた。暑くて疲れて来た頃に
駒ノ小屋が見える草原に出た。ベンチで靴ずれ対策を強化して出発する。


風通しが良くなった為か、それとも視界が良くなり気持ち良くなった為か、
先ほどの疲れは吹っ飛んで足取りは軽くなる。一気に気分爽快!

ひと登りで駒ノ小屋に到着した。駒ノ大池(といっても小さいのだけど)
に映る駒ヶ岳の眺めはなかなか素晴らしい。



湿原を歩く気持ち良さと、沢山咲いている小さな花を楽しみながら山頂へ。






駒ヶ岳の山頂は見晴らしが悪かった。燧方向は唯一眺めが良いそうだが、
あいにく燧方面は曇っていた。その他は樹林が邪魔してあまり見えない。

山頂にはほとんど留まらずに中門岳へ向かった。あちこちに池糖があり、
景観に変化をもたらしている。眺めは良いし、日差しは強いけど歩いていても
汗の出ない程度で心地よく、頂上の楽園的な気分だった。




中門岳の標識のある周辺はとても良い雰囲気だった。
中門岳まで足を伸ばすのは絶対にお勧めだ。





駒ノ小屋に戻る頃に、雲に隠れていた燧ヶ岳が徐々に見えて来た。
ここから見る燧はなかなか精悍だ。楽園に未練を残しながら下山を開始した。

下山は特に危ない所もなかったので、ひたすら黙々と降りた。案外あっさりと
登山口に着いたが、下りでもかなり汗が出た。こんなに暑かった下りは珍しい。

下山後に檜枝岐の温度計を見ると33度だった。1000m近い標高で
この気温なので、今日はとても暑い日だったようだ。

感想 行程の2/3程度は結構退屈な登りで眺望も無く、あまり好きにはなれないが
残りの1/3がとても素晴らしく、全体の印象をとても好印象に変えている。
ずっと山頂をさまよっていたい気分だった。

今回はかなりひどい靴ずれを起こしていた。もう靴に慣れたと安心していただけに
ちょっとショックを受けている。今後も気をつけなければならない。

檜枝岐まで足を伸ばしたのは初めてだった。運転が長時間になるのでちょっと
きつかったが、初めて登る山、初めて訪れる地域はちょっと緊張があり
刺激的だった。