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富士山 (剣が峰) | |
出発日 | 2006 8月2日深夜から3日にかけて |
天候 | 全て快晴 |
コースタイム |
富士スバルライン河口湖口5合目(22:25)=>6合目(22:52) =>7合目(23:31)=>
8合目(12:24)=>山頂(3:01)=>ご来光(4:47)=>お鉢巡り 剣が峰(5:20)=> 下山開始(6:20)=>(8:00)河口湖口 |
標高差 | 河口湖口5合目2300m 剣が峰 3776m 標高差 1476m |
行程 |
ずっと山から遠ざかっていた。忙しくて何も計画を立ててなく、ぽっかりと あいてしまった夏休みに、すぐに行動出来て日数がかからず、登り応えの ある山を考えて、真っ先に出て来たのは富士山だった。 昨年も登ろうかなと思いつつ見送ってしまったので、急いで準備を整えて 夕方富士山に向かった。 ネットで調べた天気予報では、あまり好ましい天気ではなさそうだったが、 雲の上に出てしまえばOK、取りあえず行ってみる、という感じだった。 スバルラインでは、沈む前の三日月と星が見え、星を見ながらの登山は 諦めかけていたのだけど、期待度が高まって来た。夜のスバルラインは快適で、 駐車場もよい場所をキープ出来た。 軽く夜食をとり、準備をしながら少しだけ順応時間を取った。 5合目のレストハウスはほとんど閉まっていて、1つだけ明かりが ついている所に外国の人が沢山集まっていた。日本人の方が圧倒的に 少なかった。 ヘッドランプをつけて出発。最初はだらだらと坂を下って行く。ヘッドランプを 手につけて、空を見上げると、満天の星空が迫って来た。素晴らしい。 星空を見ながらの登山は、富士登山の楽しみの1つになっている。 前回同様のんびり歩いた。6合目でも特に休憩は取らず、時々星を見上げ ながら7合目に到達。 7合目から少し岩場が出てくる。岩場を調子良く登っていると、最近ずっと 不安材料の右膝が少し痛くなって来た。左足でかばいながら登る。 ガイド付きのツアー登山がちょうど出発する時間だったようで、あちこちで 引っかかった。 8合目でフリースと手袋を着けた。 8合目に入ってからは、岩場はなくなったけど、ツアー登山の集団が進まず、 最初はずっと後ろについて待っていた。 速度はかなり遅めで、頻繁に休憩をとっているようで、よく止まっていた。 自分の速度もあまり早くはないが、ツアーの横を通り抜けて行った。 この時間に宿を出てゆっくりと登ると、ちょうどご来光の時間に合うため、 ツアー登山だらけだった。 9合目に近づくにつれ、ツアーを全部抜かし終えたようでまばらな人になった。 9合目鳥居を通過したあたりから、右足をかばっていたら左足が痛くなり始めた。 足を上げる動作が痛い。ペースが更に落ちた。 邪魔にならずに休憩出来て、腰を下ろせる岩を見つけて小休憩を取った。 自分の後ろについて来ていた人たちも、周辺で次々と休憩し始めたのは驚いた。 みんながランプを消すと暗闇で星がとても美しく、しばらく空を眺めていた。 ちょっと休んだだけで、体の芯まで冷えて来た。 早くついても仕方がないので、かなりペースを落として山頂に到着。まだ 店は開いてなかったので、店の前のベンチに腰掛け防寒着を着て開くのを待った。 3時15分くらいに開いて、まずラーメンを食べて体を暖め、次に甘酒を飲んで 時間をつぶした。4時になると水平線が少し色づき始めたので出発した。 小屋を出てすぐのピークには既に人だかりが出来ていた。前回の場所に行くつもり だったので、ここを降りて、更に先に進みもう少し高いピークに登った。 独り占めだった。眺めも良い。ここで日の出までの周りの変化を観察、撮影する事に した。せっかく体を温めたのに、じっと待っているのはかなり辛く寒かった。 ![]() ![]() 振り向くと剣が峰が明るくなって来て浮かび上がって来た。 ![]() 雲海がすごく、雲海と明るくなってくる空の対比が面白かった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 雲海の切れ目に下界が見えて、この風景もなかなか変わっていた。 ![]() 太陽はちょっとだけ予測と異なる位置から顔をだした。 ![]() ![]() ツアー登山の人たちだと思うのだけど、山頂の小屋には多くの人が集まり、 日の出の歓声や盛り上げる為のガイドの話、万歳などとっても盛り上がっていた。 にぎやかな声を遠くに聞きながら、一人で大自然の朝を見ているのはとても 気分がよく、落ち着いた気分になれた。 ![]() 振り返ると剣が峰に自分のいるピークの影が映っていた。 ![]() 表富士側からの登山道もすてきに見えた。 ![]() 日の出を見た場所から、戻って降りる気がしなかったので、先に進んで 降りようとしたが、あまり良いポイントがなかった。強引に降りてしまった。 浅間大社奥宮を通過し剣が峰に登った。足のダメージはかなり重い事がわかった。 剣が峰に登った。 ![]() 前回と同様に富士山の影が見事だった。 ![]() また南アルプスの山々、八ヶ岳などが見えていた。 ![]() お鉢巡りを楽しんだ後下山した。足を心配していたが、登りはまともに歩けなかった けど、富士山の砂の下りはまったく影響がない事がわかった。 今回は下りでも天気がとてもよく、振り返っては山頂の景色を楽しむ事が出来た。 ![]() ![]() 6合目まで一気に下り、最後の軽い上り坂は足を引きずるようにして5合目に到着。 |
感想 |
富士山はパワーを与えてくれる。今回も素晴らしかった。 但し登山からしばらく離れていて登山の為の体力は低下していると実感した。 対策をしていたにもかかわらず、踵の大きな豆2つと、登りでは使い物に ならなくなった左足、やっぱり月に1回はどこかに登りたいと思った。 |