尾瀬 富士見峠
出発日 2006年 9月24日
天候 快晴、後半時々曇り
コースタイム 鳩待峠(9:45)=>横田代(10:46)=>中原山(11:24)=>アヤメ平(11:31)=>
(11:43)昼食 富士見平(12:09)=>竜宮(13:36)=>山の鼻(14:57)=>鳩待(16:00)
標高差 中原山(1968m) 鳩待峠(1591m)横田代(1860m) 尾瀬ケ原橋(1400m)
行程 週末は台風の影響が心配されたが、土曜日の時点でほとんど影響なく、
快晴が期待出来そうな天気だった。少し早めの秋を感じに、尾瀬のあやめ平を
目指す事にした。

しばらくはあまり視界の開けてない、適度な登りが続く。木道も結構整備されて
いるが、ほとんど誰にも出会わない。以前より少し長いかなと思っているうちに
突然視界が広がり横田代に到着した。天気がよくて、空が青く、葉は少し色づき始め
誰もいなくてと別世界のようだった。以前に来て知っていたけれど、やはり見晴らしの
無い山道からここに飛び出た瞬間の感動は大きい。



横田代は、しばらくは前方に広がる光景を楽しみ、振り返った時の
至仏のどっしりとした構図が素晴らしい。



真っ青な青空だったので、池糖に映る色も真っ青で美しく、ちょっとオレンジ
がかった草紅葉の色との対比が美しかった。



アヤメ平からは燧がよく見えた。
池糖の先に見える平ガ岳は平で山頂のピークの分かりにくい山だ。



アヤメ平は人が集まっていたので、ここから少し先の、白根山が見える所で
昼食をとった。

富士見田代の風景も素晴らしく、燧と池糖の青がとても印象的だった。



富士見から長沢道で尾瀬ケ原、竜宮へ向かった。ずっと見晴らしの悪い
下りが続き、途中から結構急になり、しばらく続いた。ここを登るのは
結構疲れそうだし飽きてきそうだと思いながらおり続けて竜宮へ出た。

尾瀬ケ原は人でごった返していると思っていたが、今日はやけに人が少ない。



赤く紅葉した草木があちらこちらに見られ、全体は草紅葉で少し褐色に色付き
人のまばらな広大な湿原を見ていると、どっぷりと自然の中にとけ込んだ感じが
して心地よかった。

池糖には蓮の葉が沢山浮かんでいて、不思議な雰囲気を作り出している。







前方には至仏、振り返ると燧が見え、それぞれ池糖に映る様子は素晴らしく
草木の秋の気配と、反射する濃い青空、それぞれの山の風景を楽しむ事が出来た。









山の鼻近くになると、熊の為(見えやすいよう)木道の両脇の草木が
刈り込まれていた。
山の鼻も人は少なく、全体的に緩い登り道を歩いて鳩待ちに到着。

感想 狙った通りの快晴とちょっぴり早い秋を楽しむ事が出来た。
富士見峠までの稜線上にある草原(湿原)は、まわりの山々と同じ高さに
いるような、空に浮かんだ感じのする素晴らしさがあるし、尾瀬ケ原に降りると
珍しく人が少なくて、大きな自然に囲まれた雄大な素晴らしさを感じる事が
出来た。
今日尾瀬ケ原は、人が少なくて改めて尾瀬のよさを感じた気がした。