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外秩父七峰縦走ハイキング大会 | |
出発日 | 2007年 4月22日 |
天候 | 晴れ、時々曇り |
コースタイム |
小川町 出発(06:30)=>官ノ倉山(07:33)=>和紙の里(08:10)=>笠山(10:05)=> 堂平山(10:39)=>剣ケ峰(11:01)=>定峰峠=>旧定峰峠(12:27=>大霧山(12:57)=> 秩父高原牧場(13:40)=>皇鈴山(14:17)=>登谷山(14:32)=>寄居ゴール(16:30) |
標高差 |
官ノ倉山 344m 笠山 837m 堂平山 875.8m 剣ケ峰 876m 大霧山 766.6m 皇鈴山 679m 登谷山 668m |
行程 |
随分前からこの大会は知っていたし気になっていた。 だけど行きにくそうだし、対象になっている山はあまり知らないしで、 ずっと気になるだけで終わっていた。 今回走れもしないのに東京マラソンに申し込み、抽選で落選した後、 何かに出てみたいと思っていた。同じ42.195Kmでも自分の守備範囲の山を 選び今回参加する事になった。 しばらく長時間の山歩きから遠ざかっていた。参加する事に決めてから いつもの重い登山靴では歩ききれないと思い軽い登山靴を購入した。 また、直前にふくらはぎの調子が悪くなり、あわてて足をサポートしてくれる 靴下を買いに行った。この効果は抜群で、ものすごく窮屈だけどこれを履いて いるとジャンプも出来ないぐらいダメージを受けているのに運動が出来てしまう。 車で来るなと書いてあった事、最寄り駅からは始発に乗っても開始に間に合わない事から 近くに宿泊する事に決め、東松山に宿を取った。 東松山から一番早い電車に乗ったけど、駅に着いたら既に長蛇の列だった。 列の後ろにつく為に、駅からどんどん遠ざかった。 ![]() 受付は6時15分ぐらいに始まったようだ。先頭が少しずつ動き始めた。 結局予定時刻の6:30頃に出発する事が出来た。 駅から列をなしてゾロゾロと歩いている様はちょっと今まで体験した事のない 異様な光景だった。 驚きはそれだけではない。最初からかなりの人が結構なスピードで歩いている。 道が登りになっても同じで、いつもならちょっと速度をあげればぶっちぎりなのに 今日はちょっと速度をあげてもみんなと一緒、逆にいつものように出だしはゆっくりと 歩くと次々に抜かされてしまう。 やはり42.195Km山道を歩き通そうというかなり変な企画に応募する人は、かなり 自信があり普通じゃないんだ。 官の倉山への道は、山道に入ってからは混んでいた。鎖なんて全くいらないような 道なんだけど細くて1人しか通れない所があった。 和紙の里に Alfa が沢山停まっていた。奥の駐車場には更に古いアルファが並んでいて ちょっと(かなり?)気になった。楽しそうなイベントだ。 笠山までは結構きつかった。それにかなり暑かった。 笠山から、もったいないと思うほど急に下り、登り返して堂平山につく。 ここは芝生の広場があり気持ち良さそうだったので軽く休憩を取った。 ![]() 剣ケ峰への登りの際に、右足に異変が起きかけていた。登りで強く踏ん張ると ももがつりそうになる。ある程度タイムを出そうともくろんでいたが、この時から 少しペースを落としゴールを目指す事だけを目標に変えた。 定峰峠で膝にサポータをつけた。 ![]() 左手には両神山が見えた。 ![]() 右手に笠山が見えた。ここをぐるっと歩いて来たんだと思うと、すごい気がしてくる。 大霧山までは結構アップダウンがあり足への負担が不安だったが、サポータをして、 歩幅を若干狭め、速度も少し落とすと楽になった。 大霧山までは結構遠く感じた。山頂は眺めが良かった。 秩父高原牧場は気持ちのよい眺めだった。42.195Kmの大会を忘れてしまいそうな ここでのんびりしたいような雰囲気だった。ソフトがとてもおいしかった。 ![]() しばらく車道を歩き、皇鈴山への道を入ると軽い登りになった。 かなりへばって来ている足には、ちょっとした登りでもこたえる。 皇鈴山から登谷山へは、少し登りはあったけどすぐに到着した。これで 全てのCPを通過したことになるが、ここからが長かった。舗装路の延々と 続く下り坂は退屈で結構辛かった。 日本水の接待はとてもありがたかった。ペットボトルにつめて、その場で 全部飲んでしまいもう一回入れた。キュウリと奈良漬けと梅干しも とてもおいしくて、汗で塩分が不足している体にはちょうど良かった。 中間平で、足が痛くなったので少し休憩して、サポータを巻き直し、 足の裏にテープを貼り、ここから先は音楽を聴きながら下った。 寄居の町に入り、橋を渡って少し行くとゴールがあった。 何故だか妙に淡々とした気分でゴールを迎え、商品を貰って、ちょっと この場に残ろうかなと一瞬思ったけど、駅に向かい電車に乗り込んだ。 電車に乗っている人は、ほとんどが山歩きの格好をした人だった。 |
感想 |
世の中には体力のある人がいっぱいいるんだと感じた。 (走るなって書いてあるけど)走っている人は結構いて、このコースで 最初から最後まで走り通せる体力がうらやましかった。 42.195Km は自分にとって1日で歩いた最高の距離だけど、自分でも 不思議なくらいゴールの感動はなく、今まで自分で計画を立てた山登りの方が、 下山した時の達成感が大きかった気がして不思議な気がする。 多分足がつりかけてからペースを落とし、ちょっとのんびりムードになった からだと思う。 それでもスタート前の長蛇の列や、大行列で歩く事、その速度がかなり速い事 案内の人や店の人、休憩所の人が応援してくれる事、観光客が応援してくれた事、 最後にゴールがある事など、今までに経験した事のない山登りで、楽しかったし 面白い経験が出来たと思っている。 サポートしてくれた人がとても多く、大会を支えてくれている人たちに感謝します。 |