赤城山 (黒檜山 駒ケ岳)
出発日 2007年 12月16日
天候 雪、時々吹雪き
コースタイム 大沼駐車場(10:25)=>登山口出発(10:38)=>黒檜山山頂(11:33)=>
展望(11:36)=>黒檜山山頂(11:45)=>駒ヶ岳(12:17)=>
駒ヶ岳登山口(12:42)=>覚満淵見学=>駐車場着
標高差 黒檜山 1827.6m 駒ヶ岳 1685m 駐車場 1360m 標高差 468m
行程 久々の登山だった。雪に備えて重い登山靴を持ち出した。
かなり長い期間履いてなかった気がする。

関東は富士山もくっきりと見える晴天だった。雪が少しあり、でも日差しが強く
暖かな登山を期待していたが、高速からは赤城の上だけを黒い雲が覆い隠して
いるのが見えた。行き先を変更しようかと一瞬考えた程、赤城だけが曇っていた。

山に近づくと雪が舞い始め、路面は雪で真っ白になって来た。
ミラーバーンじゃなかったので走りやすかったけど、徐々に吹雪きに変わり、
一番高いあたりで、−7℃の表示が出ていた。

いつもより遅かったせいもあるが、道路がこんなに雪だらけの時に来たのは初めてだった。
最初は吹雪の中を歩くのは嫌で上まで行かずに帰ろうか等と考えていたけど、
駐車場につく頃は雪がたっぷりの赤城を楽しもうと言う気に変わっていた。

大沼の駐車場も雪だらけだった。風が強く、冷たくてとても寒かった。
登山道に向かって歩き始めた。まだ大沼は凍ってなかった。


登山道は最初から雪だった。最近降った雪のようでアイゼンなしでもそれほど
滑る事は無かった。雪の斜面を登って行くのはとても気持ちよい。

一瞬、部分的に雲がなくなり青空が見えた時があった。いつも晴れる事が多いので、
今日もこのまま頂上まで晴れるかなと期待したけど、すぐに曇ってしまった。
大沼を見下ろした眺めがなかなか良かった。



今年はマラソンの練習で沢山走っていたから、山でも体力が増したのではと期待していたが、
今日みたいな雪で割と急な所を登るにはそれなりの筋力が必要なようで、ジョギングの
軽めの負荷を長時間やってもあまり山でのパワーアップにならない気がした。



アイゼンをつけようか迷っているうちに頂上に到着。曇りで雪景色以外は何も見えなかった。
一応展望のよい場所へも行ってみたが、ここも同様で大沼も見えなかった。
いつものように、駒ヶ岳経由で戻る事にした。アイゼンをつけてストックも使う事にした。
顔や手の感覚がなくなるぐらい冷えて来た。



駒ヶ岳を過ぎた頃、時々視界がひらけて遠くの山々や市街が見えた。


下山後に覚満淵に行った。凍った上に雪が積もっていて白一色だった。
風が強くて歩くのが困難なぐらいだった。その為雲の変化が激しくて、
見ているうちに青空が見えて来た。



湖面の上の雪が風に吹き上げられて、煙のように舞い上がるのが面白く
生き物を見てるみたいだった。
感想 今日の赤城は凄かった。頂上は-8℃だそうで、その上強風だったので、
体感温度はかなり低かったようだ。雪もたっぷりとあり、
久々に雪山気分を楽しむ事が出来た。
期待していた晴天と雪景色ではなかったけど、赤城のこんな一面を見るのも
悪くないなと思った。

赤城を離れると、すっかり晴天に戻り、さっきまでの凍えそうな体験が
嘘だったような気がして来た。