尾瀬 富士見峠、三条の滝
出発日 2008年 10月4日
天候 快晴
コースタイム 鳩待峠(9:17)=>横田代(9:58)=>中原山(10:18)=>(10:25)アヤメ平、昼食(10:37)=> 富士見平(10:48)=>富士見小屋(10:48)=>昼場(11:30)=>美晴(12:08)=> 温泉小屋(12:30)=>平滑の滝(12:41)=>三条の滝(13:09)=>東電分岐点(13:58)=> 東電小屋(14:12)=>牛首(14:46)=>山の鼻(15:10)=>鳩待(15:48)
標高 アヤメ平(1969m) 鳩待峠(1591m) 尾瀬ケ原橋(1400m)三条の滝(1250m)
行程 最近ずっと山から遠のいていたのと、久々に天気が良さそうなので
秋の尾瀬を見に行く事にした。
お気に入りはアヤメ平経由の尾瀬ケ原だけど、毎回このパターンなので
今回は少し遠回りをする事にした。

秋の快晴、鳩待からは至仏が綺麗に見えた。アヤメ平ではなく至仏へ行くべきかと
少し気持ちが揺らいだけれど、予定通りアヤメ平へ向かった。
ほとんど人がいなくて、いつも通り、ひっそりとした尾瀬の山を楽しめる。
所々に黄色や赤の葉があって、秋の初めを感じさせてくれた。

横田代に出ると一気に視界が開けた。
何回来ても、ここの開放感が好きだ。草は黄金色、木々は様々な色をしていた。



歩くにつれ徐々に高度があがり、至仏が浮かび上がって来た。



中原山を通過しアヤメ平へ。至仏も燧も立派に見えた。
ここで又大清水から燧を狙うのもありだったなと気持ちが揺らいだ。
でもアヤメ平から至仏や燧を眺めているのはとても気持ちが良く、
ほとんど人もいなかったので、ここで眺めを独り占めして早めの昼食をとった。



この先の山肌の秋の風景も綺麗だったし富士見平からの池と燧も素晴らしかった。





今日は尾瀬の大回りを予定していたので、富士見峠を超え、八木沢を下った。
尾瀬の中ではあまり整備されてないような感じだけど、秋の彩りの木々を見ながら
歩くのは気持ちがよかった。後半は川の流れがあり少し変化があって楽しい。



誰にも会わずに見晴へ出た。このまま突っ切り赤田代へ向かう。
温泉小屋への道からは、今まで通った事のない領域だった。燧が堂々としていて、
麓は秋の色になっている。



温泉小屋を通過し、しばらく進むと少し下り始め、水の音が聞こえてくる。
急な階段を下り、更に岩場を下ると平滑滝の展望台に出た。
かなり上から眺める感じで、あまり近くには寄れない。
平で広々としていて水が流れている。縦ではなく横の流れだけど、
水の音と広々と流れる雰囲気はなかなか気持ちが良かった。



ここから石のゴロゴロ転がったわりと急な斜面が増えて来た。
尾瀬ののほほんとした山歩きとは少し異なり、滑りそうな足下に気を使いながら
足を載せるポイントを即座に見つけながら下って行くのは楽しい。

急な階段を降りて展望台に出た。かなり凄い音で、想像を遥かに超える滝の
大きさに驚いた。多量の水が落下して結構な迫力だった。
豊富な尾瀬の水が流れて行く先に、こんな大きな滝があったとは、
尾瀬に何回も来ていながら全く知らなかった。



戻りはしばらく急な斜面を登り、温泉小屋を通過し、東電小屋への分岐を
曲がった。
尾瀬橋からの水と木々の眺めは素晴らしくとても美しい。



三条の滝までの往復で予想以上に時間がかかったので、帰りの時間を考え
休憩せず、あまり見物もせずにかなりの速度で歩き続けた。
東電小屋を超え、ヨッピ橋を渡り、牛首を曲がり山の鼻へ。
あまり人は多くなく、結構な速度のまま歩き続けて鳩待に到着。



帰って地図で調べると、今日の行程は28.3Kmだった。

感想 アヤメ平と尾瀬ケ原の組み合わせは、ここ数年よく来ているのでややマンネリ感が
あったが、三条の滝を加えた為に、今回はとても新鮮な感じがした。
紅葉で秋の雰囲気たっぷりの山歩きと、滝周辺の登山道的な雰囲気と、
尾瀬ケ原散策の3種類を全て楽しめた感じがした。
山に入る機会が減った上に同じ所に行く為、あまり新しい山の開拓をしてないが、
尾瀬には毎回来たくなる魅力があると来る度に感じてしまう。