安達太良山
出発日 2009年 8月16日
天候 快晴
コースタイム (9:14)駐車場=>あだたらエクスプレス山頂駅(9:40)=>薬師岳(9:45)
安達太良山頂手前(10:38)=>(10:43)乳首(11:05)=>(11:25)牛の背(11:35)
=>山頂(11:45)=>あだたらエクスプレス山頂駅(12:29)=>(13:36)駐車場
標高差 安達太良山頂1700m あだたらエクスプレス山頂駅(1350m)  標高差350m
行程 今までに東北地方の山は会津駒ヶ岳が唯一だった。
今回安達太良山と磐梯山の2つを狙う事にした。

高速で2本松インターに近づくと安達太良山が見えてきた。
遠方は少し霞んでいるが、目の前の安達太良山は青空をバックに佇んでいた。
想像していたより緑が濃く、小振りに見えた。

今回はあだたらエクスプレスというゴンドラリフトを利用する事にした。
標高差が350mしかないので、かなり快適で楽な登山を想像していた。

ゴンドラリフトを降り木道を少し歩くと、薬師岳に到着。
あまりにもあっけなくて山頂という感じはしないけど、ここから安達太良山の
山頂がばっちり見えた。



登山道はシャクナゲが両側からせまり、頭の上まで張り出していて、シャクナゲの
トンネルをくぐるような登山道だった。それほど斜度はきつくはないが、
あまり変化がなく、ずっとかがみながら細い道を歩くのは快適ではなかった。
眺めもないし、風が通らずにとても暑かった。

40分ほど登るとシャクナゲはなくなり、視界が開けて来た。
風が通ると清々しく、頂上を目指して青空に向かって登るような感じだった。



頂上の手前に山頂の標識が立っている。



後ろに控える乳首(ちちくび)は鎖がかかっている所があるが、
ルートを選べばまったく使う必要はなく山頂に到着した。



ここからは360度の視界が広がる。雄大な広がりのある風景で、
ずっとここから眺めていたくなる山頂だ。



今まで安達太良山自身に隠れて見えなかった磐梯山も遠くに見えた。
遠方は少しガスっているのと、想像したよりも距離がある為か遠方に
見えていた。





鉄山への稜線歩きがとても気持ち良さそうに見えたので、少し様子を
見に行った。安達太良は強風が吹きやすい山だと聞いていたが、今日は
心地よい風で、稜線歩きはとても快適だった。

振り返ると先ほど登った山頂を横から見る事が出来、また違った雰囲気だった。





稜線にはケルンがいくつも並んでいた。



牛の背に着くと少し硫黄の匂いがきつくなった。
ここからの火口の眺めは凄まじかった。安達太良山頂からの柔らかい風景とは
異なり、とても荒々しい感じだった。



稜線を歩いて安達太良山頂の手前まで戻り、そこからは来た道を戻った。

ゴンドラリフトで下山後、あだたら渓谷自然遊歩道に滝を見に行った。
ぐるっとコースを見て回ろうと思っていたが、泥だらけだったので最初の
所だけで引き返した。

感想 とても良い山だと思った。最初のシャクナゲの細い道は印象が悪かったけど、
頂上近辺の気持ちのよい広がりのある風景や、牛の背の荒々しさ、稜線を歩く
爽快感など、とても楽しめる山だと思った。

天候に恵まれて快適だった。くろがね小屋のルートも試してみたいと思ったし、
特に紅葉のシーズンにも来てみたいと思った。