会津 磐梯山
出発日 2009年 8月17日
天候 快晴
コースタイム 八方台駐車場(5:18)=>中の湯(5:35)=>弘法清水分岐点(6:16)=>弘法清水(6:22)=> (6:40)磐梯山頂
(6:50)=>弘法清水(7:04)=>(7:08)お花畑=>中の湯(7:42)=>(7:57)駐車場
標高差 磐梯山頂 1819m 八方台駐車場 1194m 標高差 625m
行程 八方台登山口から磐梯山に登った。

ホテルを出る時には曇っていて磐梯山は全く見えなかった。昨日の好天と
天気予報から晴れを信じていたので、かなりがっかりしながら出かけた。
気温は16度と低めで、車は夜露でぐっしょりと濡れていた。
少し走るとガスは減り視界が開けてきた。ゴールドラインに入ってからは晴天で
磐梯山を望む事が出来た。俄然やる気が出てきた。

広い駐車場には、まばらに車が止まり、準備をしている人が数人いた。

登り始めはゆるめの斜度で幅の広いブナ林だ。



暑くも寒くもなく、ほとんど誰もいない静かなブナ林は快適で気持ちのよい
スタートだった。所々にあじさいが咲いていた。

硫黄の匂いが強くなり、視界が開けて中の湯に出た。



廃業して荒廃している温泉だったが、何だか雰囲気があり、
背後に浮かび上がるように見える山並みが素敵だった。





ここから少し木道を歩いた後、階段や急な岩の転がった道へと変わった。
笹が生い茂りコース幅が狭い所は露で濡れる所もあったが、気持ち良かった。

単調な登りに飽きてくる頃に、視界が開けて景色の良くなるポイントが現れる。
雲海が広がり、吾妻山が浮かび上がっている。右には昨日登った安達太良山も見えた。





急な登りが続いた後は少し緩い部分があり、緩急の変化があって歩きやすい。

かなり登った後、しばらく下りが続いた。
再び急な登りに戻り、磐梯山がかなり近くに顔を出した。
更にひと登りで弘法清水とお花畑の分岐点に出た。

弘法清水で小屋の人に挨拶して、山頂までの最後の急登に向かった。



急な階段や岩場が続いた。山頂はあまり見えないが、ところどころで周りの
眺めが広がり桧原湖も見えてきた。



猫魔はスキーゲレンデの痕が痛々しい。



誰もいない山頂に到着、360度の視界で雲海の上に浮かんでいる気分だ。





静かで何故か少しだけ緊張感を感じる山頂だった。







猪苗代湖は厚い雲海の下で見えないのが残念だった。



昨日登った安達太良山が中央に見える。



標高を示す標識は、山頂より1段低い場所にあった。



帰りは弘法清水で一口水を飲んだ。おいしかった。



ここからお花畑をまわった。
いろんな花が咲いていて、視界が開け、振り返ると磐梯山が見えて、
直登するコースより遥かに楽しいコースだと思った。





下りは登ってくる登山者が少し増えてきた。それでも早朝なのでまだ少なく
とても静かな登山が出来た。

感想 天気がよく、気温も早朝で低めだったので気持ちよく登れた。
適度に変化があり、登っていて楽しかったし、静かな山頂は一人だけで
空に浮かんでいる感じがしてとても印象的だった。

弘法清水が4合目、頂上が5合目なのはちょっと違和感があるが、
もっと高く噴火で吹き飛ばされた部分が10合目なんだろうか?

猪苗代からのコースが変化があり面白そうで、機会があればこちらも試してみたい。