北八ヶ岳の散策
出発日 2011年 8月16日
天候 晴れ、北横岳山頂は曇り
コースタイム 八千穂高原自然園 青のコース(10:20-11:12)
白駒池一周(11:35-12:52)
ピラタス山頂駅(15:40)=>北横岳南峰(16:06)=>北横岳北峰(16:08)
  =>坪庭分岐点(16:28)=>ピラタス山頂駅(16:33)
女神湖一周(17:33-18:15)

標高差 ピラタス山頂駅(2237m) 北横岳山頂(2480m)
行程 北八ヶ岳エリアに散策に出かけた。

八千穂高原自然園は整備された気持ちのよい場所だった。
3つのコースがあり、真ん中の青のコースを選んで歩き始めた。


木々の緑に包まれ、コース内には滝や川等の水の流れがあり気軽に自然を楽しめる場所だった。
遊亀池はコンクリートが見えるので少し興ざめするが、水面に青空が反射して奇麗だった。



白駒池は2000メートル以上にある池の中で日本で一番大きな池だ。
駐車場からしばらくは木がうっそうと茂り、地面は一面の苔で緑色に染まった空間だった。





ここ迄来ると気温はひんやりとしてとても快適だった。

しばらく軽い登りが続いた後、少し下ると白駒池が現れた。
青い水面と木々に囲まれてとても美しい眺めだ。





池の回りを一周するコースは、池の眺めと、苔に包まれた起伏のある眺めにより
変化があって面白い。





紅葉の時季に緑の地面と赤く染まった木々の対比を眺めてみたいと思った。

ピラタスの山頂駅から、坪庭散策ではなく北横岳を登った。
ここだけは単独行動でちょっとマジで攻める事にした。
冬山は2度登っていて道は頭に入っている事、だけど夏の北横岳は登った事がなく、
ここ迄来たら是非登ってみたかった事、
帰りのロープーウエイの最終迄に1時間20分あって、登り1時間の表示が書いてあったが、
走りながら登るつもりなので30分、下りは更に速度が稼げるので合計で1時間以内で
十分戻れると予想した。

最初は坪庭コースの人がいない所はほとんど走った。途中から分岐し、しばらくの間は
ずっと走って登り続けた。途中から斜度が増し本格的な登りになってからは走るのをやめた。
寒いくらいの気候だったけど、早足で登り続けた為汗は吹き出て来たし呼吸も荒くなった。

石や岩がゴロゴロしていて冬に較べると歩きにくかったし、雪景色とは全然異なるけど、
雪の時の記憶が場所毎に蘇って来た。
一旦斜度が緩やかになり、その後ヒュッテ北横岳まで登りが続いた。
ヒュッテ北横岳から最後のひと登りになるが、休憩せずにそのまま登り続けた。
時々晴れ間が出ていたのに頂上に近づくと雲に覆われて来た。

南峰に到着、雲で全く眺めは楽しめなかった。北峰も同じで最初に蓼科の一部分が
見えていたけどすぐに何も見えなくなった。



風があるのでちょっと待てば変化すると思ったが、時間を考えてすぐに降りる事にした。

下りは軽く走りながら降りて行った。
ヒュッテ北横岳に戻り七つ池にまわるか少し迷ったが、時間を考えてそのまま降りる事にした。
途中から徐々に晴れ間が出て来て視界が開け、縞枯山が奇麗に見えたりしたが、坪庭コースに
合流する事には、又曇り空に戻っていた。

坪庭コースからも空いている所は全部走って山頂駅に到着、ほぼ自分の予定通りの時間に
戻る事が出来た。
週末のトレイルランの準備として最適だったし、冬に2度登っている北横岳の夏の姿を
見る事が出来てよかった。頂上の眺めだけが少し残念だった。

天気が良くなったので女神湖によって帰る事にした。
夕方の少し柔らかい光に照らされた蓼科山を眺めながら、あまりの心地よさに女神湖を
一周していた。





感想 観光からトレラン迄、一日でいろんな自然を楽しむ事が出来たと思う。
心地よい気候で日常の暑い夏を忘れさせてもらえたし、緑をたっぷりと感じる
事が出来た。久々にどっぷりと自然を楽しんだ感じがした。
八千穂自然園から北横岳迄自分の足だけでまわる事も出来る。じっくりと時間をかけて
北八ヶ岳周辺を楽しむのもいいなと思った。