第１回富士山マラソン
出発日	2012年 11月25日
天候	晴天
行程	第１回富士山マラソンは、昨年迄河口湖マラソンだったコースを、西湖を含む １周のコースに替えリニューアルした大会だった。 河口湖マラソンは、５年前に自分が最初にエントリーしたマラソン大会で、その後アクセスが 不便で宿泊が必要なので参加を躊躇していたが、ずっと気にしていた大会だった。 今回第１回の富士山マラソンとなったので挑戦する事にした。 前日の早い時間に河口湖に到着したのでそれほど混んではなかったけど、駐車場へのアクセスが 分かりづらく結構時間がかかった。参加賞をもらい、その後車でコースの下見に出かけた。 河口湖周辺はかなり渋滞していて、コース周回の道路へ到着する迄にかなりの時間がかかった。 河口湖周回の道路は、丁度紅葉の時期で彩りが美しくおまけに天気も良くなり、 富士山も大きく立派に見えた。 気になっていた標高80m以上の西湖への登りは、緩い登りから始まりフルマラソンのコースじゃなく トレイルランかと思うような部分があり、登るのが辛そうだし下りでは足を痛めそうだと思った。 それ以外にもアップダウンが多く、体力と足への負担がかなりきついコースだと感じた。 夕方もう一度富士急ハイランドに車を停め、前夜祭のコンサートを楽しんだ。 かなり防寒対策をしていったが日が落ちると急激に冷えてきた。 コンサートは盛り上がり明日走るのを忘れそうな気分になった。 当日は素晴らしい晴天だった。気温は低くピリットした感じがした。 会場もスタート地点もかなり混雑していた。 スタートのゲートを通過してからようやくのろのろと走れるようになリ、大通りに出てから 少しペースを上げられるようになった。大通りに出ると日射しが注ぎ、富士山が真っ正面に そびえていて素晴らしかった。 湖沿いに出る所で１周コースと合流になるらしい。フルの大集団が道を占有するので、 １周のトップクラスが来ると走りづらいだろうなと思った。 11km程走りスタート付近に戻ると、結構な人数がスタート直後の道を走り始めていて 変だなと思った．後で渋滞が凄くスタートが遅れたりスタート出来なかった人たちが 大勢いた事を知った。 橋以降は眺めがとても良かった。紅葉も奇麗だし左側には河口湖の向こうに富士山が見えた。 この季節にこの眺めの中を走れるのは贅沢だと思うし、今日の天候は最高だと思った。 途中で何回も絶景ポイントがあり、写真を撮り合っている人や、富士山をバックに 自分撮りをしているランナーがいた。 日射しの中を走るとちょっと暑く感じた。２枚重ねが失敗だったかと少し思い、西湖への坂で ばてたら下の１枚を脱ぎ去ろうか等と考えながら走った。 河口湖の西側から右折して西湖に向った。高低差80m以上の登りで、登り坂に人が あふれているのを見るとそれだけで戦意を失いそうだが、速度をかなり落とし、ゆっくりとした ペースで登り始めた。最初のうちは歩いている人はかなり少なかったが、右に曲がる手前から 坂が急になり、歩き出す人が増えてきた。かなり速度を落としトンネル迄を登りきった。 西湖の眺めも素敵だった。結構奥行きがあり最初に見えていた以上に実際には距離があった。 西湖の南側は日陰の場所が多く、風も少し強まり２枚重ねで走り続けているのに寒かった。 今回の２枚重ねは正解だと思った。 30Kmを超えるとあちこちが少しずつ痛くなり、マラソンの終盤戦に入った事を実感した。 心配していた80mの下りは強烈で、左足と右膝が痛くなり、下りでとばしたい所だけど 故障しないようにゆっくり降りた。 ここから先は５年前のマラソンで痛くて走り続けられず何回も止まった区間で、繰り返しそうで 心配していたが、痛みは徐々に増加したが大きな故障もなく走り続ける事が出来た。 ゴール手前で少し速度を上げて気持ちよくゴール出来た。 タイム自体はあまりぱっとしなかったけど、これだけ坂のあるコースでサブ４は達成して いるので５年前のリベンジは一応果たした気がした。 マラソン後にロープーウエイに乗りかちかち山に登った。ここから見下ろす河口湖と、反対側に そびえる富士山はとても見応えがあった。
感想	天気が最高で眺めが素晴らしく、更に紅葉で季節もばっちりだったので、とても良い大会だと 思っていた。坂は普通のマラソンとしては強烈だけど、富士山の山をイメージすれば特徴にも なると思った。街の人の応援も結構ありマラソンイベントを盛り上げてくれた。 多少の問題はあるけど、自分は大満足だし出走出来た人は同じ感想なのではと思う。 でも帰宅してネットを調べてみると、交通渋滞とアクセスの悪さでスタート出来なかった人が 5000人近く出たらしく、とにかく人の流れの配慮とキャパを超えた参加人数でトラブル続出 だったようだ。 富士山マラソンとしては１回目だけど、ずっと続いていた河口湖マラソンがベースなのだから、 残念な事だと思う。自分は宿泊場所を確保出来れば来年も是非出たいと思っている。