第15回東京夢舞いマラソン
出発日 2014年 10月12日
天候 晴れ、時々曇り
行程 毎年出場している大会で、都内の名所を走り抜ける楽しみと、今年のマラソンシーズンの開幕戦として、
今年のコンディションや今シーズンの靴の選択を試す貴重な大会だ。

今年は国立競技場が使えなくなり、開催地は日比谷公園になった。コースも大幅に変わり、
目黒、品川方面が含まれる事になった。

超大型の台風が接近していた為、開催を危ぶんでいたけれど、台風の移動速度が遅く、当日は
晴れ間がのぞく結構良い日和となった。
スタート地点は日比谷公園の一角で、かなり狭くて開会式等は満員状態だった。またスタートも
時間順に奇麗に並ぶだけの余裕がなくて、人であふれていたけれど、時間を計らない緩い大会なので
問題にはならない気がした。

ここ数年、黄緑色の参加Tシャツが続いたが、今回はちょっと紫がかった青、今迄と変わりちょっと
嬉しかった。また、スタッフ用のピンク色も良いなと思った。

自分自身のコンディションは、今年はずっと速度を上げる事が出来ず、酸素供給能力が今迄より
格段に低下している気がする。それと前々日からの強烈な喉の痛みで、かなり苦しい道のりになると
覚悟していた。
靴はAdidas のJapan boost を今年のレース靴にしたいと思っているけれど、まだ20Km以上で試した事がなく
また、練習で小指が痛くなっているので不安も感じていた。

スタートは9時11分だった。



リュックは汗がこもって不快なので、今年もペットボトルのつけられるウエストポーチにした。
昨年は揺れるので前側に装着したが、家で後ろ側で試した限りではそれ程揺れずに走り易そうだった。
ところがスタートしてゆっくり走り出すと、途端に大きな上下動が発生、とてもまともに走れないと感じた。
最初は手で保持して走ったりしたけれど、埒があかないので思い切って腰骨の下部までずり下げて、
がっちり止まる位置を探した。ようやく安定して走れるようになったが、少し走るとずり上がってくるので、
今回のレース中、何度もポーチをずり下げる事を繰り返した。
この揺れやずれる問題がなければ、リュックより遥かに楽なのに、今回はこのずり下げる動作が後々に
問題を引き起こす事になった。

今年のコースは良く知っている所が大半だった。あまりにも頻繁に通っているので、写真を写す気が起きず、
結局最後迄写真を撮らずに走ってしまった。芝公園の信号はタイミングが短く、結構渋滞してしまった。

目黒のJRをくぐる手前で、突然膝にペチャッとした感覚があり、生暖かくなって来た。最初はビルから
何か落とされたかと思ったが、鳥の糞の直撃を受けたようで、両膝のタイツが汚れてしまった。
こんなものにあたるぐらいなら、東京マラソンの抽選あたれよって思った。

大崎から品川に抜ける一カ所だけ、今迄通った事のない場所だった。また、北品川商店街は過去に昼食で
頻繁に利用した場所だけど、大崎よりの所には来た事がなく、何だか良い雰囲気を出している場所だと
改めて感じた。

10Km 程度がとても長く感じて、今日はこれから大変だろうなと思い始めた。
最初のエイドで、汚れたタイツに水をかけて流した。

築地を通過する時は、丁度お腹もすいて来た頃で、寄り道したいと思った。
晴海方面の橋が連続する部分では、坂道で徐々に足の負担を感じ始め、体力温存の為に長い登り坂は歩く
事にした。月島エイドの麦茶がやけに美味しかった。

清澄通りは長く退屈だった。この前30Km大江戸線run で来た所だなと思いながら走った。信号が多く
じっと止まるのは嫌だけど、赤信号に合わせてちょっと手前から歩くのは楽だった。
蔵前のエイドで配られたモナヴィーアサイー飲料がやけに美味しく、元気が復活した気がした。
神楽坂は毎年通る所で、今年は反対方向からのアプローチだった。
今年は膝等は痛くならず、靴等の足回りもそれ程ダメージがなかったみたいで、最後の3Km、皇居の
周辺を走っている時は楽で気持ちよかった。
日比谷公園の周りを少しスピードアップして、そのままゴール、今回もテープを張ってもらえた。

感想 最近の体力の低下でかなりマラソン意欲が低下していたし、夢舞いマラソンも楽しむより辛い時間になるだろうと
予測していたけど、今回、足は特に故障せず、最後迄体力に余裕を残してゴールが出来た。
歩く区間が長かったり、走る速度が遅くて体への負担が軽かったと思われるが、余裕を残してゴール出来る大会は
楽しいなと思う。

adidas の Japan boost は、2の指のツメが痛くて少し黒ずむ恐れがある事と、小指にまめができかけた以外には
大きなトラブルがなかった。今の所今年のレースシューズはこれに決定だと思う。

一方、ポーチをずり下げて装着していて腹部に圧迫がかかりすぎていた為か、タイツの結び目部分で
お腹が痛くなった。昔一度経験した酷い内出血状態にはなっていなかったけど、途中からTシャツをタイツの下に
in して、結び目は緩め、時々手で押さえて走った。腹部が痛いと力が出にくいと思った。

最近は走って辛さを感じていたので、久々に楽しく走りきれた。
夢舞いマラソンに感謝しています。来年も楽しみ。